東海道新幹線のネーミングが好きだ。
速さに応じて「こだま<ひかり<のぞみ」と名付けられていて、これは「音速(空気中で声がつたわる速度)<光速(ひかりの速度)< 念速(?人の思いがつたわる速度)」に対応している。まあ、3つめは今のところ実態の無い話だけれど、そのくらいの夢はあってよいじゃないか。
さて、量子力学で「量子もつれ(量子エンタングルメント)」という状態がある。詳細で正確な解説はぼくにはできないが、簡単にいうと、電子が持つスピンの状態に「上向き」「下向き」の2つがあって、電子にはどういうわけかその2つの状態を同時にとる「重ね合わせ」という状態があり、それは観測されるまで確定しなくて(このあたりは「シュレーディンガーの猫」の話で知られている)、その重ね合わせが2つの粒子でペアになっている状態のこと。(ふー。)
で、「量子もつれ」には、ペアになった片方の粒子の状態が確定(収縮)すると、もう片方の粒子にその状態が瞬時につたわるという性質がある。どれだけ離れた距離にあってもその状態は瞬時に伝わる。つまり「光より速く伝わる何か」は存在するのだ。
新幹線より速い超伝導リニア新幹線のネーミングはこれで決まりだろう。
「もつれ」